先物という言葉から何を連想するでしょうか?
先物取引→親戚のお兄さんがあこぎな営業マンにだまされて、大きな損失になった
話をきいたとか社会的にも非常によくない目でみられるとか
とにかく、あやしい響きでいっぱいなのが先物です。
しかし、本来先物には善も悪もなく、先物の機能しかありません。
先物は、本来、決められた期日に、決められた価格で、売買する
事を約束、保証するものです。
先物は日本の米の先物が公設では世界最初といわれており、
大阪の堂島の米市場でさかんに売買がされていました。
本来は、米が天候不順により、価格変動するリスクを避けるために
開発されたものです。
今、あなたが米を買う立場だとします。来年の9月に10俵
程米が必要だとします。
しかし、ここ数年天候不順で、それまで米の価格が一俵1万だったのが、
10万くらいにあがることもあったとします。
そうなると、米を買う立場だとすると、非常に不安定極まりない。
そこで、来年の九月に1万円で売るようにしよう。
そうなると、来年の九月物の米の先物を、今1万円で売っておけば、
来年の九月に一万円で売ることが確定します。
このようにリスクをヘッジすることが可能です。これが
先物の機能の一つ。
また、この場面でよく考えるとわかるのですが、リスクをヘッジして
売っておきたい人がいるということは買い手がいてはじめて
売買が成立します。
そこで、売買の量を増やした方が、ヘッジの機会を増やすことに
つながります。
ゆえに、ヘッジ取引のみならず、リスクをとって、収益を図る
投機家の存在が必要になります。
投機家というとあぶく銭稼ぎのようにいわれますが、
ヘッジに対応するために、市場に流動性を供給する、簡単にいうと
売買をたくさんすることで、他の人が売買しやすくするのが
投機家の意義の一つです。
決して社会に不要な存在ではないんですね。
しかし、あまりに投機家が多くなりすぎると、社会全体が
マネーゲーム化するような現象が起きるので、それは考え物です。
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