01年に小泉首相が総理の座を射止めて、構造改革が主張されてから、
貯蓄から投資へという流れが強くなってきました。
日本経済の成長力を高めるために家計に積極的なリスク資産投資を求めるなど、
個人金融資産1400兆円分の有効な資産活用をとことあるごとに提言してきました。
しかし、何も準備もなくして、投資をしようとするのは早計なのではないでしょうか。
リスク認識が希薄なまま内外の株式や投資信託といった「投資」にあたる金融商品に初めて
手を出した人が損失だしたというのはよく聞く話です。
確かに、今の若い人にとって、将来のことを考えるならば、投資をして運用利回りをあげなくては、
年金などに頼ってはいられないのは疑いありません。
しかし、一生懸命働いて稼いだお金である以上、その運用に関しても、人の話しや
うわさやブームに踊らされずに判断した方が後悔しないと思います。
現実に、アメリカ人の株式投資にかける割合は全資産のうちで日本人の3倍もあると
言われております。
しかし、だからといって、「だから日本人は米国人のように株式や投資信託でもっと運用すべきだ」。
と言っても、国の事情も構造も違うために、一概に言えないと思います。
人生の資産設計をきちんと考え、構築してからでも投資は遅くはないのではないしょうか。